デジモンランナーズあとがき
フブユキ咲黒
邪神
しれね
Shot
湯浅桐華
ut
Ryuto
きとり
DYNE
ネットスター
蒼
すすやん
ナクル
矢崎真名
秋涼
夏P(ナッピー)
ヤス
パラレル
メカ道楽
アナ銀スカイウォーカー
中村角煮
ENNE
観測員108号
【フブユキ咲黒】
トップバッターという、今思えばとても重要な役割をさせて頂きました。フブユキ咲黒です。
最初…となると、話の大筋やキャラクター、時代設定などなど・・・・ともかく自分の話次第でそれがバトルになるのか、それとも友情になるのか、はたまた恋愛(!?)になるのかが決まっちゃうんじゃないの!?と、ちょっと心配して居ました。
展開がどうなるのかも見どころですが「何にも決まってない所から何始めるの???え?やばい困るわww」と当日の朝から困ってました。
それでインタビューされた時に「意気込めませんっ」て言いました。
ほんと、ごめんなさい。
3年前のリレー小説の時もたくさんのトラブルがあったのですが、終わってみると面白いことに「デジモンランナーズ」の「作品」になってるんですよね。
開始になるまで内容をどうしよう、て悩んでましたが、ええい、始めてしまえ!!と、皆と1つの作品を“終焉”させれますように!という意味も込めて冒頭に「one for all all for one, 全ては1つの終焉の為に。」という言葉を入れました。
結果として、アンカーを走ったENNEさんを応援が流れるツイッターや実況を見た時に書いてるのは自分たちだけれど、その向こうには無言で見てる人たちがいて、そして応援してくれている。で、今思ったのが
あぁ、これが 「期待してます」 か。
たとえリレー小説、ラジオでなくとも繋がっている今この「インターネット」という文明の機器がデジモンを生み仲間を呼びそんで感動を与えてくれたんだなーと思います。
ネット神隠し、ブレイン・ダイバー等、名づけてくださった邪神さん。
大輝を「世界」へ誘ってくれたしれねさん。
IARASという展開をくれたshotさん。
何か始まる予感をくれたゆあっさん。
口調でつないだutさん。
戦いをくれたRyutoさん。
陰謀のような裏を見せてくださったきとりさん。
残念ながら間に合わなかったけれど頑張ってくださったDYNEさん。
短いながらも繋いでみせた我らがネットスターさん。
戦いの中の描写で変化を描いた蒼さん。
少女と大輝をつないだすすやんさん。
少女…唯の登場を作ったナクルさん。
人間とデジモンというその狭間を書いた矢崎真名さん。
強くなる大輝を書いた秋涼さん。
まさかの展開でデジクロスだった夏Pさん。
進化した戦闘にわくわくしたヤステモンさん。
間違えた!と言われた部分が展開に花を添えた結果になったパラレルさん(失礼ですみません)。
最大の敵を登場させた道楽さん。
唯一のMyという少女の謎を書いた観測員1081号さん。
紋章を組み込んだ銀さん。
戦いにピリオドを打った角煮さん。
そして、素晴らしい終焉を引っさげてゴールしてくれたENNEさん!
本当に、楽しかったです!
全てのデジモンファンに私は感謝しています。
長くなりましたが運営のみなさん本当にお疲れ様でした!そしてありがとうございました!
最後になりましたが私はいつも悪役にされてもやられる側でも
デ ビ ド ラ モ ン が 好 き だ ! !
【邪神】
睡魔に囚われた意識の中で、私はディスプレイと睨み合いを続ける。
ディスプレイの中――否、向こうの世界≠ナの苛烈を極めた戦いも、既に終わりの兆しが見え始めていた。
王座を護るのはこの私、只一人。それに対し、王座を奪おうと押しかけてくる者達の数――十人か。いや、百人か?
誰もが傷付き疲弊しているにも関わらず、私を射抜くその瞳から闘争の炎が消え失せることはない。
だが、この戦いにだけ感けている、というわけにもいかなかった。私が佇むべき戦場は此処だけでは無いからだ。
周りを取り囲む敵の気配に対して常に隙を見せぬよう努めながら、もう一つの戦場を制覇すべく私は十の指先をキーボードの上に奔らせる。
筋書き通りでは、今私が勤めるべくは寧ろ其方での戦いなのであろう。だが、今の私にそれ程の余裕はない。其方の戦いでの敗北により喪失するもの、それは歴戦の兵であるという今でも一欠けらほど残されている己の誇りだ。この闘争に敗北した時、私はそれすらも失ってしまうだろう。
しかし。それでも尚、此方の戦いでの敗北の重みには到底敵わない。此方での敗北、それは即ち――私の命、そして魂の喪失を意味する。例え、其方で負けたとしても――此方で負けるわけにはいかない。何としても、王座は守り抜かねばならない。
「ッ……」
しばし続く極限の状況の中で、私の心は少しずつ罅割れていく。
いつも仲間達に見せる強気な態度とは違い、致命的なまでに私の心は脆かったのだ。
○
一時間程を要しただろうか。
結果として、其方の戦いは何とか切り抜ける事が出来た。
終盤に差し掛かり突如として舞い降りた難題に、まどろみと疲労で憔悴し切っていた私はいよいよ以って諦観の念すら抱いていたのだが――思わぬところからの助けにより、何とか勝利する事が出来たのだ。しかし、僅かな痛みと共に疲弊し切った心は決して高揚と共に浮かび上がろうとはしない。それもその筈、もう少しで終わりを迎えるであろう此方側の戦いに気を配りすぎた故に、どうしても全力を注ぐ事が出来なかったからだ。
我ながら何とも情けない結果となってしまったものである。これでは手を抜いて戦ったも同然、戦場に佇む者としては失格であろう。盟友達もきっと、今の私の姿に呆れ果て――半端者、と唾棄するに違いない。だが、それでも良い。寧ろそれだけですむのであれば僥倖と云うものだろう。其方の戦いでの勝利から目を逸らし、私はいよいよ終わりの秒針を刻み始めた此方の戦場に集中する。
王座は、私が護り切れる限界近くにまでその重みを増していた。
途中で見せた隙を付け入るように一度だけ深い傷を受けてしまったが、血肉を削ってまでの一撃で、何とか敵の骨を砕き、一掃する事が出来た。既にこの身は満身創痍。心も身体も傷だらけだ。倒れてしまいたい衝動に駆られながらも、私はその足で力いっぱい大地を踏みしめる。
決して倒れんとする私に鎧われた威圧を感じたのか――漸く、宿敵達がその表情に怯えの色を見せ始めた。
二十、十九、十八、十七、十六……。
駆け付けた盟友達が、其方の戦場での戦いを讃える労いの言葉を投げかけてくる。
十一、十、九、八、七……。
それを一心に受け止め、心の支えとしながら私は最後まで王座を護る者としてその威厳を放ち続ける。
五、四、三、二、一……。
終わりの時が限りなく近付き、そして最後の時を秒針が刻むと共に――私は、不適な笑みを浮かべた。
零――
――この戦、我が勝利に終りけり……!
「う、おお……ッ!」
喉奥から漏れたのは、喜びの声でも悲しみの嗚咽でもなく――獣のような、強烈な雄叫びだった。
同時に、それまで争い続けた宿敵達が一同に斃れ伏す。力尽きたかのように、或いは只一人の勝者たる王者の私に傅き従うかのように。
「おおおお……ッッ!!」
勝利した。王座を、我が物とした。
それは、長い間抱き続けた小さな願い。運命から見放され、嘗ての闘争に敗北した男が漸くその手に掴んだ、一縷の望み。
「うおおおおおおおおおッッッ!!!!」
失ったモノは大きいだろう。そして、私もそれらに対する終りなき後悔の念を、これから抱き続けるのであろう。
それでもいい。この戦いの苦しみを何とか耐え抜いたのだ。今の私ならば、何でも出来そうな気さえする。
私は、やっと、勝利する事が出来たのだから。
「やった……やったぞォォーーーーーーーッ!!!!!!!
チケット落札できたあああああああああああ!!!!!!!」
――それは、一日を跨ぐ壮大なラジオの裏に隠された、一人の男の小さな戦いの物語……。
落選絶叫ジャシンフォギア
最終話『ライブチケット、入札してキープして落札して、そして――』
<完>
……というわけで小説書きながら裏でオークションなんぞをやっておりました! この愚か者めが!
どうも、邪神です。ツイッターでよく美少女とか紳士とか呼ばれて騒がれてる素敵な困ったちゃんです。嘘です。
え?もっと真面目にあとがき書けって? やだよ僕そんなキャラじゃないsぐああっごめんなさいちゃんと書きます許してくださいお願いうんこ投げないで!!
さて、というわけで邪神は二番手担当でした。物語の始めを作ってくださった咲黒さんからのバトンタッチですね。
実のところを言うと、どういう展開にしたものか。書きながらも非常に迷って悩んだところではありました。
デジモン達と出会ったのであろう過去の物語。そしてそこに付随するであろう僕らが今現在使ってるインターネットや携帯電話の消失。
更にはネットに接続出来ちゃうハイテクなギアなんかも出ちゃったりして、さて設定もひっくるめてどう弄ったものかなあ、と。
で、推敲に推敲を重ねた結果、あんな感じに仕上がったりしたのでした。一先ずインターネットとかの説明とか物語の出発点とかその他諸々。ボリューム的に流石にちょっとアレだったかなぁ?と思いつつも、それらを上手く拾いあげてくださった後続の皆様には感謝せざるを得ません。
どんな感じになるのかなぁ、と期待半分不安半分でその後のリレーっぷりを見守っておりましたが、終盤からの怒涛の展開は『流石のNEXT民や!』の一言に尽きますね。
なにはともあれ、皆様本当にお疲れさまでした。ランナーの方々がこれからもNEXTで大暴れしてくださることを切に願って止まないばかりです。
それでは、ありがとうございました。
――それにしてもどうしても気になったのが大輝君のこと。あのお話の中での彼は果たして御幾つくらいだったのでしょう。
邪神は無印版タケルも納得のショタい7歳児だとばかり思っていたのですが、この辺りは方々でイメージが異なっていた様子。7歳児のイメージで書いてた人は申し上げてください。邪神が今すぐ告白しにいきm――みぎぃっ!?
【しれね】
ただ放り込んだだけですみませんっした!orz
としか言いようがない程、スッカスカ。正直加筆も修正もしたいですが、それをやると、リアルタイムで悩みながら書いた臨場感が薄れるかなと思って自重してます。自重の鎖に縛られてます。デモソレデイインダタブンネ。
小2との事なので、タケルやヒカリと同年代のちびっこ。難しい言葉はNGだと自分に言い聞かせて書いてましたが、果たしてちゃんと書けたやら……
そもそも“小説”の体になっているかも甚だ妖しいですが。orz
遅筆っぷりが露呈した、ともかくもヒドイとしか言いようのない内容ですが、1時間という時間制限の中、全力で読んで書きました。
書いてる間は、頭痛がする程楽しかったです。
やっぱりデジモンも物書きも大好きです。
ありがとうございました!
【Shot-A】
前回は参加できなかったリレー小説、今回は一緒に走ることができて本当に幸せでした。
憧れのビッグネームの方々や、始めてデジモン小説を書く人まで。色々な人と共作できたことはきっと
一生忘れない宝になると思います。
一緒に思い出作っちゃったぜ!
皆さんわりと裏話を書かれているので私も少し。
私は順番的にはじめの方でしたので、最初の咲黒さんの話が投稿されてからは世界観を掴もうと
投稿された文章を何度も読み返し、考えられる限りで物語がどう歩き出すのかを想定してました。
なるべく物語が進みやすいよう、終着点の一つでも示せればとネットが使われなくなった理由=IARASプログラムを出させていただきました。
IARASという名称についてはリレー小説をまたやるなら誰かが継がなければならないだろうとは思っていたので。
とはいえリレー小説として上手く書けたか、面白かったかなどはバトンを継いでくれた人たちと
読んでくださった人たちに聞いてみないとなんとも言えないですが。
兎に角一生懸命やらせて頂きました。なにより楽しかったです!
またいつか皆さんの小説が読めることを楽しみにしています。私も頑張って小説を書いていきます。
一緒に期待しようぜ!!
【湯浅桐華】
この度は、24時間リレー小説に参加させていただき誠にありがとうございました。
そして、24時間ラジオを運営された方々、本当にお疲れ様でした。
自分の番は比較的初めの方だったこともあり、どんどんと増えていくレスを見るたびにどうもわくわくとした何かを感じていました。
物語を創り上げるという行為は同じであっても、1人とリレーでは当然全然違いますものね。なかなか普段はやらない企画だけに、とても面白かったです。1時間という制限があるのも、また面白い。
真剣に取り組ませていただくのと同時に、とても楽しませていただきました。
では、本日はこのぐらいで。
最後に。
このような貴重な場を提供してくださったラジオ企画・運営の皆様。
今回の企画に参加された皆様。
そして、リレー小説を楽しみにしてくださったリスナーの皆様。
この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。
それでは、湯浅桐華でした。
【ut】
24時間ラジオ大盛況&リレー小説完結おめでとうございます!運営に関わった全ての方々、そしてランナーズの皆様、お疲れ様でした!
今回、24時間リレー小説は2回目の開催となりまして、私含めて2回目の参加となる人達は「今回はきちんと終わらせるぞ!」という意気込みを持って執筆に挑まれたかと思います。前回のリレー小説は大いに盛り上がりつつも「ジャンプの打ち切り漫画」みたいなラストになり全ての風呂敷を畳みきれなかったという結果がありましたから。
今回のリレー小説はそのリベンジを果たし、最後まで舵取りが安定したまま綺麗なラストを迎えたかと思います。2回目の参加となる方も初参加の型も、残り時間を意識してしっかり話を進め、後続がストーリーを進めやすいように必要な要素を適切につけ加えて行き、前走者の文章から伏線を拾い(あるいはでっちあげて)、そして見事に風呂敷を畳みました。無論、リレー小説という形体ゆえの混乱は多々ありましたが、それでもなお短い時間で見事に大団円を迎えたこの結果に、強い感動を覚えました。
…ぶっちゃけると自分のパートで大輝をシャウトモンに変身させたのは完全にその場の思いつきです!「取れないヘッドフォン」でヘッドフォンをつけているシャウトモンに変身させることを思いついて、更に17歳の大輝の口調につなげたら面白いんじゃないか?ってのそのまんま書いちゃいました。あまり後続の事を考えずに突飛な展開を持ってきてしまい、本当に申し訳ございません。それでも何とか綺麗にまとまってホッとしております。
でも次があったら懲りずに参加するよ!
【RYUTO】
この度は24時間リレー小説に参加させて頂きありがとうございました。
前回のリレー小説では第二走者であり、バトンをつなぐというよりは「物語の二つの主線のうちの一本を始める」ということをしていたので、
今回は第七走者であったため前回と同じ手は使えないと当初から考えていました。
また前回以上に完成された小説、もっと言えばちゃんと完結する作品にする必要があると思いました。
そんな中で執筆が近づくなか、
今回の序盤を読んでいると「これは終盤で解決しなきゃいけない課題が多そうだな」と感じました。
物語上「インターネットがない世界」「主人公は以前アグモンと何らかの理由で別れている」という二点の謎を明かさなければいけないので、
そこまでの本筋(デジモンの物語である以上、それなりに戦闘が入ってくることも大前提として)は全体の2/3くらいまでで語りきってしまってもいい、
逆に言えば角煮さんやENNEさんはエピローグ部分だけを集中して書くくらいの配分でもいいのではないか、と思いました。
そしてさらに進めていると、当初の予想通りShotさんやutさんの剛速球が飛んできていて(確かな構成力の上に成り立っている剛速球なので、むしろプラス要素なのですが)いやーこれは頑張って料理しなきゃな、と。
結果さっさと戦闘場面に突入し、多少荒っぽくても話を進めることを重視した流れになりました。
それでも「この流れで大丈夫だったのかな……」と不安ではあったのですが、
終わってみれば驚くほどしっかり物語がまとまっており、
流石三年前よりも遥かに上達しているし、皆真剣に書いているんだな、と実感する内容になりました。
(特にメカ道楽さんと観測員さんの、起承転結の“転”にあたる部分は物凄いファインプレーだな、と感じました)
次回があるのかどうかわかりませんが、僕自身、今度はもっと面白いものを書ければいいな、と思うチャレンジでした。
参加者の皆様、ご一緒させて頂いてありがとうございました。
そして主催のネットスターさん、協力して下さった皆様、ラジオを聴いたり小説を読んだりして下さった皆様、
ありがとうございました。
【きとり】
皆様お疲れさまでした。
この度は24時間デジモンリレー小説に参加させて頂きありがとうございました。
デジタルモンスターVer.2ではじめてデジモンに触れてから約15年。
これまでデジモンのオリジナル小説やpixiv等の企画に参加する機会がなく、ただ沢山のデジモンファンの方々の提供してくださる作品達を楽しませてもらう立場だったので感動も一入でした。
リレー小説ですが、不慣れな中で一時間という制限時間に対する不安、そして普段自分が読ませて頂いている小説達の作者の方々という緊張と動揺の中で書かせて頂くこととなりました。
自分の番が刻々と近づく中、ちょっとだけ逃げ出したいような気分になりつつ憧れの方々と一緒に作品を作り上げていくことが出来るという喜びも感じていて、かなり気が動転していたような気がします。
内容のほうではRyutoさんが書かれていた戦闘シーンを踏襲しつつもぽんと新しいキャラクターを投下させてもらいましたが、後者のほうを書いてから投稿させて頂くまで、実はものすごく悩みました。
順番的には全体の1/3目であり、何か変化をつけるには悪くない位置ではあったけれどここで新しいキャラクターを出していいのかということや、そもそも普段から物語を紡ぐような創作をしていないわたしが新しいキャラクターを出して良いのか、ということです。
悩んだあげく大まかな設定は決めず、バトンを繋いだ方々にキャラクターを描いてもらおうと登場させ、結果皆様が名も無い少女にしっかりと性格を与え動かして頂きとても感動しました。
これぞリレー小説!という感じでしたね。
本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。
最後に、今年の夏に開催されましたデジモン非公式ファンイベント【De-1 derS】を企画・運営をしてくださったデジタル窓の皆様、ありがとうございました。
今回自分が24時間デジモンラジオに参加するきっかけが出来たのは今年のイベントに参加させて頂いたおかげだと思います。
また、24時間デジモンラジオという一見かなり無茶な企画を主催されたネスタさん、それを支えていた運営の皆様。本当に楽しかったです。
ありがとうございました!
【DYNE】
こんにちは、お邪魔いたします。
ランしてないけど書き込んでごめんなさい。本当は書き込むべきではないのでしょうけど、
皆様のあとがきを読んで、謝罪の気持ちと、これからに向けてと思って、あとがきに参加させてもらいます。
まずはランナーズの皆様、完走おめでとうございました。
完成されていく一つの物語を追うだけで、ここ数年には感じたことのない感動と高揚感がありました。
見ているだけでこんなに興奮するのに、そして参加するチャンスを持っていたのに、
参加できなかったことが本当に悔しくて、悔しくて仕方ありませんでした。
こんなに後悔したことも、久しぶりです。
それだけ自分にとってデジモンというものが大きなものなんだと認識するには十分でしたし、
リレー小説を追う中で、ランナーズの文章力、構成力、小説に対する真摯さ、これに触発されたのは間違いありません。
ああ、自分ももう一度デジモンをやりたい、と。
自分がデジウェブにいたのは、もう10数年も昔のことです。
まだ公式チャットがありました。台本書きがメインでした。初めて創作活動をしたのがデジウェブでした。
10数年経ってNEXT掲示板を見ると、懐かしい名前もあればまったく知らない名前もあります。
小説はちゃんと小説の形をしていて、ストーリーも深く、切磋琢磨している作家さんの姿がありました。
自分の知らない10年間に、こうしてデジモンの歴史は作られていたんだなと思うと、
10年経ってもまた帰る場所のあるデジモンというものの存在、ファンの多さにただただ驚き、感心するばかりです。
長くなりました。
最後にもう一度、ランナーズの皆様完走おめでとうございました。
そして本当に、申し訳ありませんでした。
本当に素晴らしい、素敵な作品でした。
デジモンが大好きだと、再認識させられました。
ありがとうございました。
DYNE
【ネットスター】
3年前と同じく、懲りずにまた主催をしました。
今回もデジモンランナーズとして走る事になりました。
運悪く自分の時間帯に運営のトラブルが重なってしまい、ほとんど執筆する事は出来なかったですが、なんとか繋げる事が出来てよかったです。
ランナーズのみんなと、走る事が出来て非常に光栄に思えます。
この企画は、より多くの方と一緒に作らないと成り立たない企画でした。
運営として、支えてくれた、中村角煮さん、蒼さん、RYUTOさん。
応援してくれた方々。
デジモンラジオを聞いてくれた全ての参加者の方々
こんな無茶な企画を大団円に導いてくれた、このお祭りに関わった全ての皆さまに感謝しきれない感謝をお送りしたいです。
本当にありがとうございました。
社長投稿で見事ビリの投稿になった台風の日から。
ネットスターa.k.aネスタでした。
【蒼】
24時間ラジオ無事終了ということでまずはみなさんお疲れ様でした。
3年前のとき自分は番組終了直後に執筆ということで、今回はそうはならないぞ! と考えていました。
考えていた――のですが、まぁ何の因果が結果として番組終了直後ではないですが
番組終了1時間後に書くハメに……なぜ?
などと言いつつも今回はその番組で緊張がピークに達したこともありものすごくリラックスしてかけたかな、と。
前回の執筆はものすごく緊張していたこともあったので、なおさらそう感じたのかもしれません。
ともあれリレー小説含め、夢の様な24時間でした。
運営の方々だけでなく、リスナー・企画参加者があっての企画だったと思います。
ほんとうに皆様ありがとうございました!!
【すすやん】
デジモンと出会ったのが,今から12年前.無印のガルダモン登場の回.地元では途中から放送されたため,全く内容がつかめず,公式サイトのあらすじを読みまくって話をつかんでいきました.
それから,今日の今日までハマってしまっている作品.人生の一部と化してしまっている作品です.
今回,24時間ラジオさらにリレー小説に参加させていただきました.過去には,デジモン掲示板などにも書き込みをさせていたこともありましたが,時の流れとともに疎遠になってしまいたした.
このイベントを知ったのも,ツイッターから.いまでも多くの方がデジモンを私と同じく愛しているのだと感動しました.
これまでも幾度となく,デジモン小説にチャレンジしてきたものの,頭のイメージと文章能力に差があるため,あきらめていました.しかし,このイベントに参加させていただき,再びデジモン小説にチャレンジしてみようと勇気をいただきました.
まだ,つたない文章になると思いますが,投稿させていただきます.
ラジオについても,チャンスをいただけるのならば,参加させていただきたいと思います.
最後に一緒に一つの作品を作っていただいたランナーの皆様,この企画を立ち上げていただいた皆様,温かく作品を読んで,リスナーとして一緒に心躍らせた皆様,そしてデジモンと出会わせていただいたすべての皆様に感謝の意を込めて,
ありがとう.
これからもよろしく!!
【ナクル】
リレー小説というものを書くのは初めてで、書き始める5分くらい前は心臓が死にそうでした。
しかしいざ書いてみるとあら楽しい。いや、凄く不安になりながらの執筆ではあったのですが、そんなの気にして筆を停めるのが勿体ないという感じで。結果、私としてはかなりハイペースでかりかりと書けましたし、いつの間にやら緊張というものとは(投稿5分前くらいまで)おさらばしておりました。
個人的な反省点というものは多々あったりするのですが、それは心の内にひとまず秘めたままとさせていただきます。もしまたの機会があるならば、その時に活かせれば、いいなぁ……
代わりに、といってはなんですが、IARASについて少し。
Shot-Aさんがあとがきで仰っているように、IARASは過去のリレー小説(私は参加しておりませんが)に用いられたキーワードであるわけですが、端的に言いますとかなーり独自解釈して勝手に設定付けさせていただいてしまいました。
それまでの展開を自分なりに解釈した結果そうなってしまいました。色々とご迷惑をおかけしたかと思いますが、あれが自分なりの解答でした。このリレー小説はこのリレー小説と割り切ってしまったのが良かったのか悪かったのかなど今更考えても仕方のないことですが、とにもかくにもその設定を活かしてくださった後続の皆様、そしてその発想に至るまでを全員で支えてくださった前のランナーの皆様には頭が上がりません。どうもありがとうございました!
最後に、リレー小説をご覧下さった読者の皆様。また、24時間デジモンラジオに関わられた皆様に多謝を。私がバトンを回せたのは皆様のお陰あってこそのことと思います。本当にありがとうございました!
では、またお会いする時まで。
ナクルでした。
【矢崎真名】
リレー小説に自分から参加しながら、私は始まる前からものすごく不安だった。
ここ最近ROM専になってて二ヶ月ほど話も書いてない。プラスして、最近人と話さなすぎて、言葉を忘れてる。書けるのか?バトル元々苦手なのに、更にそういうシーンを当てられたとき書けるのか?不安と緊張の中、自分勝手な事ばかり考えながら、動向を見守っていた。
当初、対策として考えていたのは第三者視点。主人公サイドではなく、敵サイドか、更にそれ以外。そこをちょっと狙っていたのにバトルは当分収束しそうにないわ、ナクルさんがやってるの読んで、一瞬フリーズ。(すみません。責めてる訳じゃないんです。むしろ見事なバックボーンですごいよかったです。)
どうしよう、どうしよう、と思いつつまず考えたのはとにかくつなぐこと。リレー小説はとにかく一人一人がつないでいくことで続くものなのだから、少しでも話進めて、進めないような展開には逃げないで書こう!
とりあえずバトルが長引いてる要因は合流できないのも一端。では二人を現在の状況でできる範囲で合流させよう!そう方向づけて、資料や今までの小説とにらめっこしながらなんとか書き上げました。
小二でこの思考はムリないかとか、伏線の回収もどきとかきつくないかとか思いましたが。
ラストの二人ハモるとこはあつくできたなーと自画自賛しつつ、自分でもテンションあがってて気に入ってます。
久しぶりに書いて思ったのは、やっぱりしんどいけど楽しい!最近は書いたとしても色んなことに気を配りすぎて身動きとれないことが多かったけど、他の人の話見て勢いもまた大事だと改めて教えてもらいました。すごい楽しかったです。
長々して読みにくいことこの上ないですが、当時思った心境語った文をもってあとがきとさせていただきます。
参加させていただき、ありがとうございました!
【秋涼】
この度は、リレー小説参加させていただき誠にありがとうございます。
リレー小説は初参加ということで、最初から最後まで緊張の嵐でございました。
1時間という時間制限の中、皆様の作品を読み込んで書くという作業は本当に緊張感もあり、素晴らしい体験が出来ました。
また、話の発展もなく、グダグダと書き込んでしまい、大変申し訳ございません。
穴があったら入りたいという心境でございます。
そして、もう一つ申し訳ない点といえば… 主人公である大輝君の年齢設定をあろうことか、勘違いしておりました。
小学二年生という設定だというのに、わたしは小学高学年くらいの気持ちで書いておりました。
もう、私の前にバトンを回された方々、そしてバトンを引き継いでいただいた方々に申し訳ないです。
この場を借りて謝罪いたします。
本当に申し訳ございませんでした。
それでも、デジモン達に対する愛はたっぷり込めたつもりでございます。
それが少しでも目を通してくださった方々に届けばいいなと、思っております。
この24時間は私の中で永遠に忘れられない大切な思い出となりました。
関係者の皆様、リスナーの皆様、企画参加者の皆様、本当にありがとうございました。
略式ながら書中を持って、失礼いたします。
【夏P(ナッピー)】
立つ夏跡を濁さず、このまま「リレーのバトンを繋いで去っていく謎の夏男としてクールに去るぜ」計画だったなんてことは口が裂けても言えない。というわけで皆様お疲れ様でした。果たして俺は何番走者になるのか、夏P(ナッピー)でございます。
以前もリレー小説に参加させてこそ頂いてはおりましたが当時の記憶は正直曖昧で、実質的に今回が初めての参加というような意気込みで参加できたかと思います。
しかし悔しいことに、こういった作品が最後の最後でまとまりきることそれ自体がすげェ! と素直に感嘆しております。トリ及びその前任を務められたENNEさんと角煮殿には拍手を、そして個人的に今回で一番神がかっていたと思う観測員氏には「大した奴だ……やはりry」とのエールを送らせて頂きたく。
自分が書かせて頂いた箇所ですが、当初の計画では「主人公を闇堕ちさせるぜ、これでHAPPY ENDにはできまいヒャッハー」的な暗い流れを意図していたはずが気付いた時にはノリの向くまま気の向くまま、まさかのクロスウォーズ版メタルグレイモンを登場させる運びになっていました。最早俺の中には「後の方々、頼むぜ! シャウトモンDXをな! ……ぐふっ」と後事を託して死んでいく俺の姿が映っていた……そんなわけで、それまで唯にゃんのパートナーが描写されていなかったことを確認して「勝ったッ! 第三部・完!」とガッツポーズをとったのは言うまでもないことは口が裂けても言えない。
というわけでラジオもお疲れ様でした。またこのような機会があれば、断言はできませんが――力の及ぶ限り参加させて頂きたく思います。
【ヤステモン】
今回このような素敵なイベントに参させてもらい大変嬉しかったです!
小説を書くなど人生では初めてで正直「うまくかけるのか俺!?」という不安でいっぱいでした。
でも、「せっかくなんだからやってごらん、きっと楽しいよ!」とデジモンたちが背中を押してくれました。
リアルでは口下手でうまく人と話せないのですがあの時、昼の生ラジオの時だけはこんなにも周りにデジモンを好きな方がいて
同じ話ができてる。それだけでとても嬉しく思いました。
小説も好きなオメガシャウトモンとジークグレイモンとの戦いが書けたのがすごく幸せな時間でした。
デジモンたちに出会い、辛い時も悲しい時もいつでもそばにいてくれた。
だから、デジモンたちには感謝の言葉しかありません。
こうゆうイベントに参加することよって少しでもデジモンたちに恩返しが出来ていれればいいなーとか思ってますww。
ほかのランナーズの方々はどれもすごく文章の作りが上手くて自分なんてまだまだ、これからはいっぱい小説を書き、楽しいデジモン小説をかきたいと思います。
これからも愛しつづける事をイグドラシルに誓います。
本当にありがとう!!また15周年おめでとう!
ヤステモンもといヤスはバステモンを一生幸せにしますww
では24時間ラジオというイベント関わった方全てに、デジモンソングを歌ったすべてのアーティストに、デジタルモンスターを生み出ことに関わったすべての方に、『デジモン』という作品に関わった全ての方に、
そして、
全デジモン達に!!
心を込めて
ありがとうございました!!!!!
一生デジモンです!
【パラレル】
本当に貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。リレー小説は初めてで、番が来るまで緊張で変なテンションになっていました。それも相まってか、登場人物の名前を間違えるという大失態をしでかしてしまいました。本当にご迷惑をおかけしました。この場で再度謝らせていただきます。申し訳ありませんでした。
観測員1081号さんの超ファインプレーがなければどうなっていたか……本当に感謝しています。もちろん、作品の質も十分過ぎました。頭が上がりません。
フブユキ咲黒さん、邪神さん、しれねさん、shotさん、湯浅桐華さん、utさん、Ryutoさん、きとりさん、ネットスターさん、蒼さん、すすやんさん、ナクルさん、矢崎真名さん、秋涼さん、夏Pさん、ヤスさ……ヤステモンさん、メカ道楽さん、アナ銀スカイウォーカーさん、中村角煮さん、そして、アンカーのENNEさん。そのすべての作品の質も素晴らしかったです。自分のものとの差に気づかされ、まだまだだと思うことができました。ありがとうございました。
DYNEさんの作品が見れなかったのは残念でしたが、機会があればぜひ投稿してください。絶対読みます。
自分の稚拙な文を読んでいただいた読者の皆様も本当にありがとうございました。本当にありがたいことです。
皆様24時間本当にお疲れ様でした。また、機会があれば参加したいと思います。……今度こそ変なミスはしません!!(キリッ
【メカ道楽】
お酒が おいしいんだなぁ みつを
全力でぶん投げましたが楽しかったです
企画、運営、参加者の皆様、本当にお疲れさまでした
そして完結に導いてくださってありがとうございます。
参加できてとても光栄であります。
ところでお酒がおいしいです
【アナ銀スカイウォーカー】
今回は蒼さんからの声掛けもあり、再び参加させてもらうことになりました。どうも、NEXTでは銀で執筆させてもらっている者です。
前回のリレー小説もランナーとして参加させてもらいましたが、今回は前回以上に設定、内容が濃く読み応えがあるのと共に、1時間でこれらを網羅して執筆できるものかと大変焦っておりましたハイ。特にメカ道楽さん→観測員さん辺りの絶妙なパス回しで盛り上がる中での出番であり、次に繋ぐのが角煮さんだったので特に……
正直今回書いた以上に色々とアイディアは浮かんでいたのですが、制限時間ギリギリだったので色んな想いを角煮さん、ENNEさんに託したつもりです、ハイ(キリッ でも俺の書きたかったことが観測員さんの感想のあとがきとかにチョロっと書かれていたので嬉しい限りです。あの優しさのくだりとかね。
自分の前後の方々と同じくらい小説を盛り上げられてはいなかったかもしれませんが、こうした大きな輪の中に自分も入れて大変誇らしく思います。小説を書く楽しさが思い出せた気がします。
24時間ラジオ、お疲れ様でした。企画者の皆様、こんな楽しい企画をありがとうございました。読んでくれた読者の方々も、本当にありがとうございました。
【中村角煮】
参加した方々、お疲れ様でした。読んでいただいた方々、ありがとうございます。
なんとかアンカーの方にエピローグを残して全て終わらせないと、と頑張りました。
時間内にやりたいことが詰め込めてよかったとおもいます。
前回はアンカーだったので、今回は誰かにバトンを渡せて楽しかったです。
最後に。
ラジオを主催したネスタさんには足を向けて寝られません、本当にありがとうございました。
【ENNE】
リレー小説への参加はこれが2回目で、アンカーなどという大役を仰せつかったのは初めてでした。
決まった時からは毎日が緊張で、夢の中でまでリレー小説を書き魘される始末。最近は特に体調に不安を持っていたので、走り続けられるかどうか、それ以前にスタートラインへ立てるかどうかさえ不安でした。
24時間デジモンラジオが始まると緊張はピークに達し、番組の内容が殆ど頭に入って来ない。Twitterではうおー、とかおわー、とか奇声を発してばかり。漸く出番という時には手汗が止まらず全身が震えていました。それはもう面白い位に。
人生に於いてこんなに緊張した事はそうそうない筈。前走者の中村角煮さんからバトンを渡された時にはうっかり取り落としてしまわんばかりでした。
でも、ここまで繋げて来られた物を私がおじゃんにする訳にも行かず、無我夢中で駆け抜けました。ヘッドホンを外しただランナーズを締めくくるべく真っ白な原稿用紙(パソコンの画面だからちょっと表現は違うかしら?)と向き合って。
結果は少し遅刻してしまいましたが何とかなった、かな。
いや、どうだったのだろう。
実の所、結果が恐ろしくて未だ完成した筈の最終話を読み返してはいないのです。とにかく仕上げる事だけを目指したみたいな感じになってしまって、本当にきちんと終わらせられたのかも不安です。
出来る事は全てやった、と思いたい。果たしてこんな結末にしてしまって本当に良かったのだろうか。任せておけとは言ったものの、ちゃんと締めくくれただろうかと、止まらなかった震えが更に大きくなる。本当に私なんかがアンカーを努めてしまって良かったのだろうかと慮る。
それらが杞憂だったと解ったのは、投稿してTwitterや実況掲示板を見た時でした。そこに並んでいたのは沢山の「頑張れ」、そして「お疲れ様」。もう目を疑わんばかりでした。そして、そこで漸く自分の仕事が終わったのだと知りました。その後の力の抜け具合はラジオで伝わったと思います(笑)もう本当に何を喋ったのかも思い出せないけれど、無茶苦茶だったのは覚えてますからね。事故にならなくて良かったと思っています。
アンカーの話を受けた時に、書き終えたその先にある景色を見てみたい、と話していたらしいのですが(おいおい)その時に見えたのは、いや、聞こえたのは何故か某RPGのレベルアップの音でした。それが何度も何度も(笑)バグか、バグなのか。
果たして本当に自分がレベルアップを遂げられたのかは解りませんし、ここで満足をしようとも思いませんが、必死に駆け抜けた苦しさと楽しさを忘れずに、これからもデジモンを好きで思い続けたいと思います。
そうそう、因みにですが、ラスト、デジモン達が降って来るというアイデアが降りて来たのはギリギリ終了10分前でした。丁度Twitterや実況掲示板にて皆さんが「頑張れ」と言って下さった頃でしょうかね? ひょっとしたら皆さんのお力が本当にデジモン達を降らせてくれたのかも知れません。
最後になりましたが、24時間デジモンラジオに関わった全ての方々に感謝を。企画の一端に触れられた事を自信に、もうちょっと頑張ろうと思います。
【観測員1081号】
2012年9月24日 観測員108号、改め観測員1081号 ここに記す。
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皆さん、遅くなってすいません。お疲れさま&デジモン15周年おめでとうございます。
今回、デジモンランナーズとして参加させていただきました。
この機会に、平に感謝です。
と、最初にもう一つ伝えねばならぬことがあります。
すいません。小説でやらかしました。Orz
えっと何をやらかしたかって言うと、お気づきの方も居るかもしれませんが。
大輝と唯(あるいは舞)はデジモン化が解けていないのにも関わらず、おもっくそ、解けて少年少女に戻ったかのように描写してしまった事です。
これは私の実力不足、あるいは慢心が起こしてしまった出来事です。
此処に平に謝罪させていただきます。
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さて、謝罪ばかりしても感想が面白くなるわけではなく、
出来ることならばこの感想も、祭の残り香として楽しんでいただきたく思っている手前でございますので、ここらで一つライナーズノート、言い換えればランナーズノート的なものを記したいと思います。
当時の心境、そしてこの物語に対するスタンス等をここに残して置かせて頂きます。
もっとも、これはあくまでも私が見た、感じた方針ですので、あまり他の人と合致するようなものではありませんが。それでも残しておく意味はあると手前勝手ながら思っていますので、ここに記しておかせて頂きます。
さて、まず当時の心境としては後から四番手、末尾の近くにあたります。
この時、私が考えていたのは”如何にしてこの物語の複線を回収して、最後に繋げるか”ということでした。
それともう一つは以前、三年前の二十四時間リレー小説の時の様に、男坂的な終ではなく、余韻の残る終焉を向かいたいという気持ちも少なからずありました。
幸いにも、書き手としては余韻、あるいはある種の情緒的な文章に長けているENNEさんが最後でしたので、どうにか戦闘的なサムシングを終えて、そういった結末を書いて欲しいと平に願う次第でありました。(戦闘の描写と早書きに長けていた中村角煮が一つ前に居て、更に後輩である銀の字が僕の後に控えていたというのも念頭に置きつつ)
で、私の番が回ってくる一時間前、ちょうどメカ道楽が書いている段階で、私はどう複線を回収するかを考えていました。
この時、私が考えていたのは出てきた登場人物達の繋がりです。
安部舞と安部唯はどう考えても姉妹という描写があり、最初のやり取りを見る限りでは舞は大輝を深く知っているということです。
では唯とどう知り合い、そして姉である舞が大輝と関わり、あの最初に至ったのか?
ただ唯を救い、その関係で舞と知り合ったのでは面白味が欠けるし、何よりも信憑性に欠ける。
あの時点では、唯から繋がる舞の存在、そこから大輝の存在がどう関るのかがまったくもって不透明だったので、メカ道楽が一計を策してくれることも考えていましたが、もしその目論見が外れた場合、自分が繋げなくてはいけないだろうなあと半ば考えていた次第であります。
加えて、おそらくは最後の敵が現れるので、後四人で終らせるには劇的な逆転方法の糸口を自分の番で提示しておく必要があると考えてはいました。
さて、どうするか?
で、その時、私が関心を持ったのはパラレルさんの文でした。(勿論、自分が事前に確認出来る最後の文でもあるということも加わって)
“「お前……名前は?」”
“「……安部舞。それがどうかしたの?」”
本人も実況掲示板で仰った通り、これはあくまでも唯と舞を取り違えた間違いでしたが、
私はこれに拍手喝采の思いでした。(電話で中村角煮にもこれは間違いだよね?と確認するものの、しめたぞ、と内心思っていました。尚、執筆中は一切電話はしていませんでしたが)
この時、私の番で―――安部舞と安部唯が同一人物であり、精神障害―――二重人格の少女にしようと思いついたのです。
そうすれば序盤で舞と大輝が仲良くしているのにも整合性が付く、加えて、彼女が示唆し続けた姉の所へ帰るという目的を上手く物語に合致出来る、と考えたのです。
この時点で自分の番の開始15分前くらいでした。
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そうとなれば、他に複線回収に使えるものは無いか?とログを読み返した所、ナクルさんの部分で彼女のバックボーンが語られているではありませんか。
そしてその中で、彼女が両親よりも姉を強く思っていたという部分、つまりは両親から疎遠だったという点が使えると思いました。
これは私の書いた文章にも載せましたが、ストレスやトラウマから来る精神分断が精神障害の原因となるにはうってつけの環境でした。
ですので後はメカ道楽の文が来て、それに則した逆転劇を考えれば良い、彼女が二重人格であり、姉の存在が何かを変えるという表現をすれば良いと。
と、ここで少しだけ言及しておきますが、大輝の存在をどう扱うかも重要でした。
正直、私の中では彼のキャラクターがイマイチ掴めていない、という気持ちがあったからです。
小学二年生の男子が考えて行動するなんてことは私には書けませんでしたし、あの時点で大輝のキャラクターは行き会ったりばったりで(良い意味で)本当に小学生だったからです。
だからがきんちょとして、唯の存在が舞である(名前は舞しか聞いていない)という理屈を上手く作用させる必要もあると、考えていました。加えて、まだ彼がアグモンに感情移入する動機を上手く描かれていないようにも思いました(勿論、これは私の反省点でもあります。大輝とアグモンの絆の描写をもう少し書くべきだったと)
ですが、とりあえずメカ道楽の文章が来ないことにははじまりません。
緊張して待ちました。そして、提示されたラスボス・メフィスモンの登場です。
舞の存在を示唆する文章が無かったとはいえ、このメフィスモンが唯、唯と連呼している所に私は自分の考えていた逆転劇の付込む隙があると、確信しました。
同時に、大輝の存在が唯をどう導くか、その一手を思いついたのです。
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それが安部唯の存在を安部舞と確信させる大輝のあの台詞になりました。
重要な局面でガキンチョゆえの空気の読めなさ、そして彼らしい台詞、それが唯に舞の存在を気付かせるキーワードに仕立てあげることに出来たと思っています。
(ただ、唯が舞の存在に気づくという描写が不足していたのは本当に申し訳なく思う次第です)
そして、読者にはあの台詞を印象付けさせるために、メフィスモンの言動に一つ心がけたことがあります。
それはできうる限り“唯”の名前を連呼させることです。
そうすれば、読者には、今居る彼女が唯であり、あの誤植を上手く誤魔化し、最後の最後で機能すると目論んだからであります。
ちなみに私の中ではメフィスモンはアポカリモンの残滓から生まれた存在であるため、抑止力とはえらばれし子供や善の意思、ロイヤルナイツなんかだと思ってます。
ちなみに魔逆は誤字ではなく、個人的な造語として作りました。
で、唯がどうして選ばれたのか等、物語の種明かしをさせるべきだと考え、あのように唯に冥土の土産としてべらべらと喋らせるという展開に至ったわけです。
そして最後に彼女のバックボーンを完結させ、更に逆転の光を描くためにあのような形で姉の存在を起用させるに至ったわけです。
そうして字数3000越え。これは私にとってもベストラップだと思います。一時間という限られた時間の中では。ともかく、頭の中で物語を思いつきましたので、後は勢いでどうにか出来たかと思っています。
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さて、このように出来たのは、一重にパラレルさんが偶然にとはいえ、残した一手だと深く思っています。
本人が恥ずかしいと思っている失敗だったかもしれません。けれども、私はあの一手が無くてはならない素晴しいものだったのです。
それはこの二十四時間ラジオのリレー小説の奇妙な縁、それから紡ぎだされた物語の必然たる偶然、見えない何か、強い意思がそうさせたんだと思います。
(だから修正した時は焦りました)
勿論、僕の失敗も後ろの皆さんが上手く、回収してくれたと思いますし、それを持って、あの結末に至った。
今ならそう言えます。絶対にです。
最後に―――私は一応物書きですので―――ちょこっとだけ、妄想駄文を残して終りにさせて頂きます。
あくまでもこれは私個人の妄想であり、人の数だけ“その物語”があるとは思っていますが、どうしても晒す場所がほしかったので此処に残しておきます。それでは。またどこかでお会いしましょう。
このデジモン二十四時間ラジオに関わった全ての皆様に感謝の意を。
同じ志の元、二十四時間書き続けた皆様に敬意を。
そして、デジタルモンスターよ、人々の記憶に永遠であれ。
観測員1081号
■
以下はあったらいいなっていう物語です。
要らないよって言う人は曲がれ右してくださいな。
●
八月大輝はこの世界から帰還した。
彼が消えて行った虚空を少女は少しの間、呆けて望んでいた。
やがてその頬から一滴だけの、天露が消えた頃、彼女のこの世界での最初の仕事が待っていた。
それはリ・デジタイズのプログラムのコピーを増産することである。
―――後の世に“神隠し”は都市伝説だったと、流布する人間は多かった。
だが、その裏でその神隠しの真実を知る人間もまた居た。
いや、多くの人々は戻って来た後、一応にしてその経験を口にはしなかったのだった。
と言うよりも、あの体験を喋った所でどうにも信じてもらえそうにはないだろうというのが一般的な見解だったからだった。
多くの人は、それを幼き日に見た幻だと、その思い出を口閉ざしていったのだ。
―――そう、ある程度の人間は帰って来た。
唯が増産した帰還のためのリ・デジタイズプログラムによって。
ただ、やはり戻れない人間も存在した。デジモンになった際に命を落としたもの、それ以外の欠陥によって帰れない人間が居た。
―――その中の一人として『安部舞』という少女も加えておこうか、と最初、唯は思っていた。
「……ん……」
だが胸の中に手を当てて考えた時、ほんの少しだけ胸が痛んだ。
あんな両親でも、自分が居なくなったら悲しむだろうか? 姉と一体となったことにより生まれた―――否、元からあったであろう彼女の“優しさ”が訴えかけてくる。
「……」
しょうがないと唯は溜息を付いた。
そして最後に残ったリ・デジタイズのプログラムに―――ある一つのデータを添付して現実世界へと放り投げた。
それは、勇気はほんの少しだし、友情も一人分で、愛情は独り占め、知識はもう必要ではなく、純真かどうかは未だに謎、誠実かといえば嘘となり、希望は微妙で、光とは呼べない彼女の―――。
「まったく……私ってばお人よしなんだから」
“優しさ”の行動だった。
●
八月大輝の父はネット社会が無くなったことにより、その職業を著しく変えることとなった。
後の世にこのような事態が起こるのを防ぐための組織に加入したのである。
それにより、大輝の身辺も一転した。
所謂、人事異動による引越しである。結果、彼は今、新天地に立っている。
新しい住処、新しい学校が待っていた。
「……」
けれども、あの傷が徐々に亀裂を広げていく今日において、少年にとってはそれは良い環境だったのかもしれない。
いずれ万人の様に、あの日の出来事を幻と言い捨てる日が来る。
おそらくはそうなる筈だった。
だが。
「……? あなた……となりにひっこしてきた子?」
「……唯……?」
―――添付したデータ、それは一部―――記憶等を改竄した安部唯のコピー即ち―――。
「ユイ……? ううん? わたし安部舞(やすべ まい)」
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やがて少年と少女は近所の幼馴染という関係となる。
信じてもらえないかもしれないが、あの出来事の全てを話した。
そして、少年は十年後のあの日まで―――少女の顔を見るたびに、かつての記憶に思いを馳せるのだった。
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